ブログ

弁護士選びで失敗しないために

偶にですが、当オフィスでは別の法律事務所にご依頼されていた方達から 「対応している弁護士に不満が有る」 という事で案件の引き継ぎをご依頼いただくことがあります。 弁護士として仕事をしていると、仕事柄、弁護士の応対の良し悪しについて耳にする機会は多いものです。 そこで、オーストラリアの弁護士選びで失敗しないために、避けた方が良い弁護士を見分けるポイントを書いてみたいと思います。 弁護士探しのポイントはこちらのページをご参照ください。

お勧めしない弁護士の特徴

何より、対応がノラリクラリしているような弁護士は避けた方が無難でしょう。  質問をしたのにはぐらかされてしまったり、何度も同じ質問を繰り返し聞いてきたりするような弁護士は注意が必要です。    

ポイント1 - 対応が遅い、約束を守らない

予定時刻を指定しておきながら、対応が遅れたり、特に説明もないまま約束した時間に遅刻するような弁護士は問題です。   業務の性質上、法廷や外での交渉が長引く場合もありうることですので一概にはいえないにしても、その場合には、それなりの説明を伝えるべきですし、また、事務所にいるが定刻に相談を始められないという場合も相応の説明は必要です。  私の経験上、時間にルーズな弁護士は事件処理もルーズであったり、横柄であったりする事が多いように感じます。  

世間では忙しいように認識されている弁護士ですが、意外とスケジューリングに関しては融通が利きます。 いくら忙しいとは言っても、医師のように常に患者を何人も待たせているようなことはなく、殆どの弁護士がしている業務の大半は書類作成、法令調査や事務所内での打ち合わせといった比較的時間に融通の利く業務が多いものです。  ですから、案件における相手側から連絡がこないという場合を除けば、対応が遅いというのは、【忙しいから仕方がない】のではなく、その弁護士の応対に問題がある場合が多いと思います。

ポイント2 - 情報共有をしない

私が案件の引き継ぎを受ける際に頻繁に耳にするのは 「前任の弁護士からは具体的な説明がなかった」 また 「進捗状況についての連絡もなかった」 という点です。  前任の弁護士からは質問に対する返信がこなかったり、1週間ぐらい経ってから、数行程度の返信しかこなかった、といった点について不満を感じられていた方が多くいました。 こういった弁護士に相談してしまったクライアントから話を聞くと、【状況は把握できていないが、弁護士に任せているから大丈夫だろう】という希望的観測を持たれてしまった方が多いように思われます。

通常、弁護士が案件を効率よく進める為には弁護士とクライアントの見えているものが同じでなければなりません。 言い方を変えると、弁護士とクライアントのどちらか一方だけでなく、両者が案件の状況と事情背景を十分に把握していなければ、適切な選択肢を決めることがでません。  すなわち、弁護士とクライアントは共同で話を進めていく必要があるという事です。 なお、「良薬口に苦し」という言葉がありますが、根拠もないのに楽観的な見通しを伝えるより、見通しが厳しい場合にはそのことをはっきり伝えるほうが、弁護士としては誠実な姿勢といえるでしょう。  

一般的な弁護士の対応

一般に法律問題を理解するのは難しいように思われがちですが、ごく一部の例を除けば、そんな事はありません。  ご自身の問題がどのような状態にあり、どのような選択肢があり、どのように進めるのが得策なのか、良い弁護士はそれを解かりやすく説明してくれるものです。  ですから、弁護士の進め方についても疑問が残ったら質問されてみることをお勧めします。  前述したように、普通の弁護士であれば、進捗状況を報告しながら、依頼者の要望に沿って問題解決を進めるものです。  そこで、話をはぐらかしたりしたり、訳の解からないことを言い出すような弁護士は避けた方が無難でしょう。  

他の法律事務所にご依頼、あるいはご相談されている案件に関して、別の弁護士の意見を聞いてみたいという方に ”セカンドオピニオン(別の弁護士による意見)” の提供も行っております。 これは近時、増えているご相談ですので、お気軽にお申し付け下さい。

 

関連記事

  1. 弁護士が教えるUnclaimed Money (凍結・休眠・没収…
  2. Certified Copy(認証コピー)について
  3. 日本人によるオーストラリアの不動産購入
  4. Photoelectric Smoke Alarm (煙式火災報…
  5. オーストラリアの調停について
  6. 臓器提供と献体について
PAGE TOP