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オーストラリアの労働法: オーストラリアでAnnual Leave(有給休暇)を従業員に取ってもらうには

弁護士が教える法律アドバイス

Q. 会社を経営しているのですが、クリスマス・年末年始はビジネスの閑散期なので休みを取りたいと思っています。  この期間中、従業員にAnnual Leaveを取って貰うようにすることは出来ますか?

Annual Leaveとは?
Annual leaveとは年次有給休暇のことをいい、労働者の休暇日のうち、雇用主から賃金が支払われる有給の休暇日のことです。 1年ごとに毎年一定の日数が与えられ、雇用契約に基づいて従業員は(Annual leaveを使用して)休暇を取る事ができます。  現在、オーストラリアの雇用法の1つであるNational Employment Standardsではフルタイムで働かれている場合は最低4週間のAnnual leaveが発生し、使用しなかったAnnual leaveは繰越しして累積させる事ができますので、退社時に纏めて使用したり、キャッシュ・アウト(現金化)する事もできます。 

雇用主が従業員にAnnual Leaveを取って貰うように要請することは出来ますか?
ご質問にあるクリスマスや年末年始の期間に売り上げが見込めないビジネスの場合、その期間中はビジネスをShut downして休暇に入ることは必ずしも不合理ではありません。  むしろ、お客さんが来ず、売り上げが見込めない期間はお店や店舗を閉めたいと思うのは普通の事です。  また、内装や改装工事などでビジネスがオペレーションしない時期は従業員が必要とならない場合があります。  そのような場合、雇用主が従業員にAnnual Leaveを取るように要請できるケースには条件が付きますが、該当するAwardに取決めがあり、また、特定の状況下であれば従業員にAnnual Leaveを取るよう条件付き(例:一定期間前持った上での書面通知)で行う事が出来ます。  例えば、Annual Leaveが累積し過ぎた場合でしたり、クリスマスや年末年始の期間などにおいてビジネスがで営業しない期間などであればAnnual Leaveを取るように要請することは法律で認められています。  これは各種雇用契約条件やAwardで定められている条項にて規定されていますので、ご自身で判断が付かない場合は、適宜、専門家に確認されるのがいいでしょう。

ビジネスをShut downする期間のAnnual Leaveが足りないのですが、、、 
Annual Leaveが無い・足りない場合ですが、Annual Leaveの前借をするか、無賃金のLeaveを取るという形に同意してもらう事ができます。  もし、従業員がどちらにも同意しない場合、ビジネスのオペレーションがクローズする期間中も通常のレートで賃金を支払う必要があります。  無賃金のLeaveを強制させることはできませんので、Annual Leaveが無い・足りない場合は上手に話を持っていく必要があります。

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