弁護士の選び方

弁護士の選び方

はじめに

普段それほど縁のない法律の世界。 ましてや、それを弁護士に相談するのがはじめての場合などは、どんなことを話したらいいのか、また、どんな話がトラブル解決のためのポイントになるのかよくわからないのが当たり前です。  きちんと話ができ、トラブルの内容やそれに伴う前後関係までしっかりと把握したうえで、アドバイスしてくれる弁護士に相談したいと思うのは普通のことです。 そこで、良い弁護士かどうか、信頼できる弁護士かどうかを見極めるポイントはいくつかありますので、以下の点を弁護士選びの際に参考されてみてください。 

解りやすい説明

これは弁護士に限ったことではありませんが、能力や経験値の高い人ほど、いとも簡単に対応できるものです。  簡単な言葉で、解りやすく、簡潔にアドバイスしてくれるような弁護士であれば、きっと依頼した後も円滑なコミュニケーションを図っていけるでしょう。  欲をいえば、その弁護士のアドバイスに説得力があり、あなたが説明に納得できているのであれば、安心して依頼できるのではないでしょうか。  その一方で、「言っていることが良くわからないけど、弁護士だから任せて大丈夫だろう」 という風に感じられた場合は、もっと解りやすく説明してくれる弁護士を探した方が無難かもしれません。   

弁護士の能力

オーストラリアの弁護士に依頼される場合、調べ物や書類作成など、時間が掛かれば掛かるほどクライアントが支払う費用は高くなりますので、弁護士の能力の高さはとても重要です。  一般的にはどこのロースクールを何歳で出たのか、ロースクールを出た後はどこの法律事務所に入って何年のキャリアがあるのかで判断するしかないというのが実情です。 また、弁護士としての登録年数は長くても、最新のシステムや機材を使いこなせていない方達は新しい情報や知識のアップデートを怠っていることも少なくありません。  初回相談で大体の能力や人間性、仕事への取り組み方についての感触を掴むことができると思いますので、しっかり弁護士の能力を見極めてから正式に依頼しましょう。  

オフィス環境

最近ではオフィス環境への投資も非常に大切になってきています。  使用している設備や機材で作業の生産性は大きく変わりますし、仕事環境の改善に対する姿勢は弁護士によって大きな差が出てくる部分です。  また、弁護士の仕事は資料が沢山ありますので、必要に応じて、すぐ取り出して確認できないと無駄な時間や労力が発生します。  ですから、事務所やデスク回りなど、実際に依頼する弁護士の事務所の環境を確認しておくといいでしょう。  

 

 

実際に担当する弁護士

日本語の通じる弁護士は、英語を母国語としない日本人の方にとって頼もしい存在です。  しかしながら、最初は日本人の弁護士が相談に乗ってくれたものの、依頼した後は日本人の弁護士が窓口となってオーストラリア人の弁護士が業務を行うというケースは少なくありません。  これはこれで一長一短なのですが、少なくとも、このシステムだと弁護士費用が二重に掛かってしまいますし、だからといって窓口となってくれている日本人の弁護士を外すのであれば、最初からオーストラリア人の弁護士に依頼すればいいことになります。  従って、実際に業務を担当するのは誰なのかも依頼時には重要な確認ポイントとなります。 

弁護士の経験年数

弁護士にとって場数を踏んでいるという経験はかけがえのない財産です。 若手弁護士が数日掛けて取り組んだ仕事以上のものをベテラン弁護士なら数時間でやってのけたりすることも普通にある業界ですから、ノウハウや経験の有無はとても重要なことです。  弁護士の多くは20代前半でなるものですから、見た目は若くても実はそこそこの年齢でキャリアも十分ということだってある一方、実務経験の少ない年配の弁護士も少なからずいます。 また、同じ理由で弁護士の任官年度と実際に弁護士として働いていた期間は必ずしも一致する訳ではありませんが、歳を取ってから弁護士になった方でも優秀な方はいますので、弁護士を年齢と任官年だけで選ぶことはおすすめしません。  むしろ弁護士になったけど就職できずに勤務していない時期があったり、仕事が安定せず事務所を転々として十分なキャリアを積めていないことの方が問題ですので、事務所のホームページなどから、弁護士の詳しい経歴やプロフィールを確認するのがいいでしょう。  

Hourly Rate(アワリ―・レート)

オーストラリアの弁護士に依頼される際にHourly Rate(アワリ―・レート)と呼ばれる時間単価での請求方式が用いられることは少なくありません。  例え初回相談が無料であっても、弁護士がチャージするHourly Rateが高いと長期的に発生する総額が高くなりますので、正式な依頼をする際に弁護士のHourly Rateが幾らなのか確認して比較してみるといいでしょう。  なお、このHourly Rateは各自が勝手に決められる金額ですのでHourly Rateが高いからといって必ずしも能力が高いとは限らず、一般的には事務所の方針で決めているものです。 私の場合、前の事務所にいた2009年時で550ドルを頂いていましたが、現在は自分が弁護士になった2004年当時の金額に戻して300ドルのHourly Rateとさせて頂いております。

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